コロナ巣ごもり需要! タッパーウエア人気再燃

■20世紀後半、手頃な値段と使い易さから一世を風靡したタッパーウエア。しかし今世紀に入って人々の生活様式が激変。一気に下火となり、ここ数年は売り上げの低迷が続いていたが、ロックダウン以降、急速に業績が回復しているという。「デイリー・メール」(電子版)が報じた。

残った料理を保存したりピクニックに持参したりするなど、タッパーウエアはキッチンに欠かせないアイテム。1948年にタッパー伯が米マサチューセッツで創業した「タッパーウエア社」の製品がそのオリジナルで、20世紀後半にはプラスチックボックスの代名詞となった。

かつては同社の製品を使用した主婦向けのパーティーが頻繁に開催され、主婦がセールス・レディとなって新商品の説明をし、売り上げに貢献する販売スタイルがポピュラーだったという。自宅をパーティー会場として提供し販売促進にあたる主婦には、同社の最新商品が無償で提供されたとされる。しかし今世紀に入ってから特に英米ではタッパーウエアの売り上げが大失速。女性の社会進出が加速したことで専業主婦が減り、家で食事を作るよりも外食する家庭が増えたため、食事の残りを保存するためのタッパーウエアも不要になったのだという。

ところが、新型コロナの感染拡大で各国がロックダウンに踏み切ったため、久しぶりにレシピ本を開いてキッチンに立つ人が急増。タッパーウエアの売り上げも急上昇し、同社株価も35%上昇した(写真は、1960年代、頻繁に開催されたタッパーウエアパーティーの様子。写真提供: Tupperware Corporation)。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)