ロンドンへの車移動…1日5.50ポンドの仰天プラン

■ロンドンのサディク・カーン市長が、3月1日から地下鉄・バスなどの乗車料金を値上げすると表明。また、車でグレーターロンドン内に入る際、1日あたり最大5.50ポンドを支払わなければならない「境界税」の導入を検討していることも発表した。「イブニング・スタンダード」紙(電子版)が伝えた。

検討されている境界税(boundary charge)の料金は1日3.50ポンドだが、「汚染がひどい」と判断された車両には、さらに2ポンドの追加料金が発生するという。2023年10月から施行する予定で進めているとし、ロンドンで登録された車は料金が免除される。

さらに、3月1日からTfL(ロンドン交通局)の交通機関の乗車料金を値上げすることを明言した。また、1日の運賃が上限以上は加算されないキャップ制の上限金額が最大3.3%上昇するほか、ゾーン1範囲をカナリーワーフまで東に拡張する可能性も示唆。もしこれが実現すれば、ゾーン1外からの通勤者は、より高い料金を支払わなければならなくなるケースが増えることになる。

具体的には、オイスターカード・コンタクトレス支払いでのゾーン1~2の移動では、10ペンスの値上げ(ピーク時3ポンド/オフピーク時2.50ポンド)。現金支払いの場合はゾーン1~3で4.90ポンドから5.90ポンドに、ゾーン1~5は5.50ポンドから6ポンドに上昇。また、バスの運賃も5ペンス上がって1.55ポンドになる。

境界税や乗車料金の値上げの理由について、カーン市長はコロナ禍により公共交通機関の利用が激減したことを挙げた。このままでは、ベイカールー線とピカデリー線の近代化を断念しなければならず、ヴォクソール・ブリッジやブレント・クロスの高架道路は数年以内に一部封鎖する事態になるだろうと話している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)