■ここ数年、英国で人気急上昇中のカツカレー。寿司やラーメン以外の日本食が市民権を得るのは嬉しいけれど、どうも我々日本人が知るカツカレーとは様子が異なることが多い。ロックダウン中のロンドンを歩いてみると、なんだか怪しげなカツカレーもどきの新商品がやたらと視界に入ってくる。
そんな中、ついにマクドナルドまでカツカレー商品を発売した。その名も「カツカレー・チキンナゲット」。なんじゃそりゃ!? なんせお店が開いていないので味を確かめられないのが残念だが、マクドナルドのオフィシャルサイトによれば、チキンをパン粉で揚げたものを甘口のカレーソースにディップしていただくんだとか。
次に「わさび(Wasabi)」では「ヴィーガン・チキング・カツ」のポスターを発見。ヴィーガンっていうけどカツの中身はなんですか? 試してみたいのに開いてない。
最後は「いつ(Itsu)」の前で再び仰天。「クリーン・カツ」って何なのよ? どんぶりの上にカツっぽいものが乗ってるけど、その横には枝豆ゴロゴロ。食べてみたいとは思わないけど、どっちみち開いてないじゃん。
どれも日本のカツカレーとは程遠いものに見えるけど、日本もナポリに存在しないナポリタンや、天津市民も見たことない天津丼作りだして喜んで食べているから人のことは言えないか。試してみたいな、カツカレーもどき。早よロックダウン終われー。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)