コロナ禍で無理やり見る…ポジティブな面とは?

■ 多くの人々にとって、2020年は思い描いていた12ヵ月とはほど遠いものだっただろう。しかし、そこから学んだことはなかったか。ここ数週間はコロナ禍終息に向けての正念場と言われる。ロックダウンがさらに厳格化されるという噂が聞こえて来る中、コロナ禍がもたらした前向きな部分を探す努力をしてみたい。心理学者であり、オンラインセラピーの共同創設者、エレナ・トゥーロニ博士が「メトロ」紙(電子版)に回答したインタビュー内容から学ぶ。

マインドフルネス

1回目のロックダウン期間中、多くの人々が刺繍や執筆、パズルや料理など新しい趣味を取り入れた。趣味を通して自分自身に降りかかっている事柄に意識を集中し、感情や思考を冷静に認識し、現実を受け入れるというマインドフルネス(mindfulness)を身につけた人が多かったはず。趣味はマインドフルネスを研ぎ澄ますために有効だ。

ゆったりライフ

ロックダウンで喧騒から距離を置く人が増えた。突然、社交イベントや通勤地獄から解放される一方で、家の中での時間を楽しんだり、リラックスしたりする時間が与えられた。コロナ禍終息に伴ってゆったりライフに別れを告げる人は多いだろうが、常に外出し続けなくても生きていけるのだということを身体が記憶しているだろう。

感謝の気持ち

これまで会いたい人に会うというのは、ごく当たり前のことだった。ところが突然会えなくなったことで、人とのつながりの大切さを振り返る良い機会になった。これからは、何でもないことに感謝し、大切にしていくようになるかもしれない。そして今まであまり目を向けなかった、よりシンプルでありふれたものに対しても新たな愛情を注ぐようになるのかもしれない。

自身を見詰める

2020年は自分自身に多くの時間を費やした。その結果、人は自分の人生を豊かにするもの、自分が将来に何を求めているのかが見えた人も多いはずだ。私たちは人生の大きな変化について話すと同時に、大切な人とより多くの時間を過ごしたり、自分自身のために時間を費やしたりするなど、小さな変化についても考え始めている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)