
■ハムなどの多くの加工肉には、変色や品質の劣化を防ぐために食品添加物が含まれている。しかし、こうした添加剤が発がん性物質の育成を促しているとして、フランスで使用を禁止する法案が議会に提出された。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。
問題となっているのは硝酸塩や亜硝酸塩。とくに亜硝酸塩は細菌の成長を阻害する効果があり、この働きによってハムはスライスした後もきれいな淡いピンク色を保つことができる。ところが、世界保健機関(WHO)の科学者が「亜硝酸塩は胃がんと結腸がんを促進するニトロソアミンを生成する可能性がある」と発表したことから、ここ数年懸念事項となっていた。
この問題について、フランスの抗がん連盟を率いる遺伝学者のアクセル・カーン教授が、フランスでは結腸・直腸がんが原因で毎年4000人近くが死亡していると公表。フランスでは豚肉の約80%に硝酸塩または亜硝酸塩が含まれていることから、「これらが原因のひとつでは」と述べた。
これを受け、ロワール地方の議員で元レストラン評論家のリチャード・ラモス氏は、2023年からパルマハムなどの生ハムに硝酸塩や亜硝酸塩を加えることを禁止する法案を提出。また調理済みのハムやテリーヌなども、2025年からの添加剤の使用禁止を訴えている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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