
■ 今月2日に2度目のロックダウンが解除され、ティア2となったロンドンだが、わずか2週間後の16日、感染リスクが「非常に高い」ティア3に分類された。これによって、テイクアウェーや配達以外でレストランやパブは営業ができなくなった。必需品以外の商品を扱う店舗や美容室等は、引き続き営業ができる。英各メディアが報じた。
一方、クリスマス前後の5日間、3世帯で形成したバブルであれば屋内で集まることが認められたため、着々と準備を進めている家庭も多いが、このクリスマス緩和策自体も大変危険であり、見直しが必要だと医療専門誌2誌が共同で意見を発表した。
「この数ヵ月を最大限用心深く過ごすことで、第3波の衝撃を軽減できる。しかし、クリスマス時期の規制緩和によって人々の危機に対する意識も緩むことが想定される。政府は再び多くの犠牲者を出す過ちを犯そうとしている」と警鐘を鳴らしている。
飲食業界は大打撃
12月は日本のみならず、ほとんどの国の飲食店にとって書き入れ時。コロナで喪失した収益を少しでも取り返そうと、ロックダウンが明けた2日から営業を再開した店は多い。ところが、ロンドンがティア3に分類されたことで再び閉店を余儀なくされた。
東ロンドンのダルストンでレストラン「ジョーンズ&サンズ」を経営するアンディ・ジョーンズ氏(40)は、ティア3入りのニュースを聞いた瞬間、衝撃を受けたという。同店スタッフの多くは、ロックダウン以降ファーロウ(政府が給与の8割を保証する一時帰休)扱いとなっているが、一部の新しいスタッフに関しては対象外となり、ロックダウン中は無給となってしまった。
10月末に政府が2度目のロックダウンを発表した当日、すべての予約がキャンセルされ、およそ2万5000ポンドの損害を被ったという。今週月曜日にティア3への分類が決まると、さらに4万2000ポンド相当のキャンセルに見舞われた。「人気のレストランは、通常一週間分前後の食材を前倒しして仕入れている。これらの食材は返品できず、突然の閉鎖命令で全てが無駄になる」と嘆いている。
英国家統計局(ONS)によると、パンデミック開始以来、11月までに81万9000人がペイロール(給与計算簿)から消えたという。犠牲となっているのは、レストランやパブなどを含むホスピタリティ業界が最大で、約3割を占める。8~10月までの失業率は4.9%となり、失業者数は170万人となった。(写真は12月11日午後6時半のオックスフォード・サーカス。確かに、人出は心配になるくらい多くなっていた)
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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