ロックダウン長期化で自殺者増加を懸念

■メンタルヘルスの専門家たちが、再ロックダウンの影響で自殺、自傷行為、アルコール依存、家庭内暴力などの急増が見込まれるとし、ロックダウンが長引くほど状況は悪化するだろうと見解を述べた。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

3月の最初のロックダウン以降、英国では精神疾患の発生率が60%も増加。トラウマと家庭内暴力の専門家で心理学者のケリ・ニクソン博士は「新型コロナによる死を防ぐためにロックダウンを実施するが、それは深い孤独感とうつ病の発症につながり、とくに高齢者はこれらによって体調を崩す可能性がある」と懸念を示した。

だが、問題は高齢者だけでなく子供にも及び、子供たちの6人に1人について、自傷行為や家庭内での虐待被害が報告されている。「感染するのが怖い」という極度の恐怖と脅威におびえる子供も増えており、こうした状態が長期間続くと精神だけでなく身体にも影響を与え、免疫力を著しく低下させる危険性があるという。

同博士は「心理の安定には社会的つながりと人と人との触れ合いが不可欠」と述べた。ケンブリッジ大学とエクセター大学も調査の結果、精神障害の可能性がある子供の数が9人に1人から6人に1人に増加していることを報告している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)