ファーロウ・スキーム、来年3月末まで延長

■リシ・スナク英財務相は5日、感染再拡大にともなうイングランドでの再ロックダウン開始に伴いファーロウ・スキーム(一時帰休となった従業員に対する給与保証制度)を来年3月末まで延長すると発表した。英各メディアが報じた。

ファーロウ・スキームの延長により、一時帰休している従業員の給与の80%(最大月額2500ポンド)を政府が3月末まで肩代わりする。雇用主は社会保障と年金の費用を負担する。

再ロックダウンに突入し、サービス業の多くは再び活動停止を余儀なくされ、窮地に陥っているところも多い。そんな中でファーロウ・スキームが終了すれば給与を払えないビジネスの多くが一斉に従業員を解雇することが容易に予想できた。シンクタンクIPPRも、このまま雇用維持政策の延長、または別の救済策がないままファーロウ・スキームが終了した場合、200万人の雇用が失われる危険性があると警告していた。

今年4月に始まったファーロウ・スキームはこれまでに900万人を超える雇用を守ってきたと言われる。政府は来年1月にスキームの見直しを図り、状況によっては雇用主に何らかの貢献を要請することもあるとしている。今回のスキーム延長は、イングランドだけでなく英国全土に及ぶ。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)