5日(木)から4週間にわたる再ロックダウンが始まったイングランド。人命優先の立場から、経済活動を犠牲にせざるを得ないという苦渋の決断によるものだが、強い不満の声も聞かれる。5日夜、反対派によるデモが行われ、少なくとも104人が逮捕されたことをBBCが報じた。
ロンドンを含むイングランドでは、ロックダウンにより、別世帯の人と会う場合、ひとりのみと限定されている。今回のデモはロックダウンの規定を無視したものであるとし、警察は厳しい態度で臨んだ。
ロックダウン反対派は午後6時ごろから、「フリーダム(自由)」「再ロックダウン反対」と唱えながらロンドン中心部ストランド界隈より行進を開始。午後7時ごろ、トラファルガー・スクエア近辺で警察に解散するよう命じられたが一部の参加者は反発、オックスフォード・ストリート方面、ストランドなどで警察とこぜりあいを繰り広げ、少なくとも104人が逮捕されたという。
折しも11月5日は、ガイ・フォークス・デイ。1605年、カトリック教徒のガイ・フォークスらが、プロテスタントのジェームズ1世を国会議事堂で爆殺しようとした計画が失敗した日。この出来事を忘れないように、英国ではボンファイアーや花火で祝うのが慣例。
また、近年では、1980年代に発表されたアメリカン・コミックで後に映画化もされた『Vフォー・ヴェンデッタ (原題:V for Vendetta) 』(vendetta=復讐)に登場する「V」が常にかぶっていた仮面と同じデザインのものを着け、全体主義を破壊しようと暗躍した「V」にならって、政府をはじめとする権威に反発するグループがデモを行う日ともなっている。この日も、「V」の仮面を着けたデモ参加者の姿が見られた。
警察では、ソーシャル・ディスタンシングを無視し、ロックダウンの規定に従わない集会は、新型コロナウイルスの拡散防止の見地から決して許されないと、デモ参加者らを強く批判している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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