
コロナ禍が終息を見ない中、移動は極力避けるべきと心得てはいるものの、急ぎでパスポートを更新する事情ができたため、在エディンバラ日本国総領事館に出向くことになり、ロンドンとスコットランドを結ぶロンドン北東鉄道(LNER)を利用した(計2往復)。
日立製作所による新型車両「AZUMA(あずま)」に筆者が乗車するのは今回が初めて。過去の報道記事によると、イングランド北東部ダーリントン近郊の日立工場で組み立てられた「AZUMA」は最高速度約200キロ、電化されていない区間もディーゼルで走れるのが特徴。名前はいうまでもなく日本語の「東」の訓読みで、英国の東海岸寄りのルートを走ることからつけられたとされ、将来的にはロンドンとスコットランド北端までの約930キロをつなぐ計画という。
確かに車両は新しく、座席のテーブルひとつとっても工夫がこらされているなど、日本ならではと言いたくなる細やかな配慮が各所に見られてうれしくなったが、それ以上に、駅に停・発車するたびに「この列車はAZUMAサービス、エディンバラ行きです」というアナウンスが流れ、愛国心(!)がくすぐられたのだった。
「AZUMA」が日本語の「東」で、日本生まれの企業が製造しているというようなことは、列車の大多数の乗客にとってはなんの意味もなさないことだろうが、在英邦人のひとりとしては大いに誇りに思えたのだった。自由に旅行が楽しめる日が戻ってきたら、ぜひご体験いただきたい。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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