複数回にわたって、開業時期の延期と高額な追加工費に関して報じられ、そのたびに強い批判の声が聞かれている、「クロスレイル」こと「エリザベス・ライン」。このほど、さらなる延期と膨れ上がる工費について新たな情報がもたらされたことを「イヴニング・スタンダード」紙が伝えた。
ロンドン東近郊のアビー・ウッド、およびエセックスのシェンフィールドと、ヒースロー空港、さらには西郊外のレディングまでをつなぎ、文字通りロンドンを横断(クロス)する「エリザベス・ライン」。全長73マイル(約117キロ)のうち、既にトンネルは開通しているものの、地上部分の線路や乗り換え駅のひとつであるボンド・ストリート駅の工事、車両のテスト運行などで計画に大幅な遅れが見られているという。
もともと、2018年12月完成を目指して始まった大工事は遅れに遅れている。新型コロナウイルスの感染拡大がそれに追い打ちをかけた格好だ。さらに工費も1億4000万ポンドの追加が発表され、当初の148億ポンドを合計34億ポンドも上回ることになった。英国の線路や駅などを管理下に置く「ネットワーク・レイル」の負担と説明されてはいるが、おおもとをたどれば国民の税金であることは明白。2021年夏の開通も無理という暗い見通しが発表されたが、ここでやめるわけにはいかない。1日も早い開通をただ祈るしかなさそうだ。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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