再ロックダウンで街はゴーストタウンに? サービス産業は既に虫の息

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■新型コロナウイルスの感染再拡大に伴って新たに導入された3段階のロックダウン戦略により、英国各地で街がゴーストタウン化し、ホスピタリティ産業や小売業界だけで年末までに100万人以上の失業者が出るのではないかと懸念されている。「デイリー・メール」紙が伝えた。

英国では最初のロックダウンによって既に国内の約1万1120店舗が閉店に追い込まれ、およそ12万5000人分の職が失われたと試算されている。9月に入ってから新型コロナウイルス感染の「第2波」が襲来したため、各地で次々と警戒措置が導入され、10月17日にはついにロンドンもTier 2に引き上げられた。

経営コンサルタント会社「Centre for Economics and Business Research」のケイ・ニューフェルド氏は、このままでは小売業とホスピタリティ業だけで100万人以上の職が失われかねないと指摘。また、独立系シンクタンク「Social Market Foundation」も、オフィススペースの需要の減少で小売業が衰退し、その結果、街がゴーストタウン化するだろうと警告している。こうした批判に対して政府は、この危機を乗り越えるために既に2000億ポンド相当の充実した支援策を提供済みだと釈明するばかり。

しかしながら、英国の代表的な外食産業である英国ビール・パブ協会は、英国にある3万9700軒のパブのうち4軒に1軒はこの困難に耐えきれない可能性があると訴えており、パブ経営者らからも「新たな制限措置は我々にとっては死刑判決も同然だ」という悲鳴が聞こえているという(写真は今年5月のロンドン、シャフツベリー・アベニュー。再びこうなっては困るから、今しばらくは我慢がまん!)

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)