■英国内での新型コロナ感染者の急増により、再びロックダウンになるのではとの懸念から、各地での「パニック買い」が報告されつつあるが、コロナに感染するという万が一の場合に備えて本当に常備しておくべきものは何か、「デイリー・メール」紙(電子版)がまとめている。
●パラセタモール
3月の感染拡大以降、解熱鎮痛剤が英国全土で品薄状態に。冬になると風邪やインフルエンザも流行するので、これらの症状を抑える薬としても効果があるパラセタモールの買い置きは必須。
●水分補給剤
コロナによる発熱で発汗はもちろん、下痢や嘔吐の症状など身体が通常よりも水分を失う可能性があるため、とにかく水分をしっかり摂取する必要がある。身体のエネルギーとなる塩や糖分を含む水分補給用ドリンクやタブレットは必需品。
●チェストバーム
コロナの症状といえば咳。ヴィックス・ヴェポラブのようなメンソール・クリームを胸部や背中に塗れば、気道の炎症を抑え、不快感や咳を軽減するのに役立つ。
●レモンとハチミツ
喉の渇きを和らげる効果があるレモンとハチミツ。咳止めシロップなどの常備がない場合は、お湯にレモンと少量のハチミツを混ぜて飲むといい。
●パルス・オキシメーター
指先につけて、血中酸素濃度と脈拍数を測定するための装置。通常の測定値は95%以上だが、コロナに感染して症状が悪化すると、血中の酸素濃度が低くなる。オンラインにて20ポンド程度で購入可能。
●通常の治療薬
高血圧や糖尿病などの症状に必要な、定期的に服用しなければならない薬品は、薬局などが閉鎖する可能性を考えて十分に用意しておく。
●隣人リスト
隔離生活になった場合に備え、定期的に医薬品や生活必需品、食料を入手して届けてくれる人のリストを作成しよう。近所に知り合いがいない場合は、オンラインで地元のフェイスブック・ヘルプグループ、あるいは無料の近隣ネットワーク「nextdoor.com」に登録すべし。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)