48万年前の遺跡―ブリトン人は馬を丸ごと食べていた!

■48万年前に英国に住んでいた古代人は、内臓も含め、馬をまるごと1頭きれいに食べて尽くしていたことが分かった。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。

サセックスにある村、ボックスグローブ近郊にある英国最古の古代遺跡から発掘された野生の馬の化石を調査したところ、先史時代の人間は馬の肉だけでなく、脂肪、内臓、舌や脳みそも食べていたことが判明。また骨髄を吸い出すために石で骨を砕き、さらに胃の中の内容物まで食べた形跡があるという。

考古学チームのマシュー・ポープ博士は「先史時代は気象の変化が激しく植物が豊富ではなく、食用の野菜や葉が茂るのは1年のうちわずかでした」と検証。そのため、草食動物が消化した胃の内容物から栄養素を得ることも重要だったと分析した。そして、骨髄を吸うために砕いた骨は「レタッチャー」と呼ばれる道具(非石器の一部)として再利用するなど、馬1頭をすべて消費しつくしていたことが分かった。

馬肉はかつて英国で一般的に食べられていたが、1930年代に馬をペットや仲間として考える運動が浸透したことで、馬肉を食べる習慣は「タブー」となっている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)