英国のヴィーガン60万人に! ヘイトクライムも急増

■英国では、ここ5年間でヴィーガン(完全菜食主義者)が急増している。英市場調査会社「Ipsos Mori」の調査によると、2014年は15万人だったヴィーガン人口が、昨年は4倍の60万人に増加。これは英全人口の1.16%にあたるという。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

ヴィーガンの増加にともない、肉類や魚介類を食べる人やそれらを提供する業種に携わる人々などに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)も激増。2015年に起きた関連事件は9件だったが、昨年は55件も発生したという。

このヴィーガン急増の背景には、動物保護専門家のジョルディ・カサミジャーナ氏が勝訴した裁判結果が、影響を与えているとの見方がある。カサミジャーナ氏は、かつての勤務先であった動物虐待につながるスポーツに反対する団体「The League Against Cruel Sports」が、動物実験に年金基金を投資しているとの疑惑を持ち、それを同僚に伝えたことで不当に解雇されたと裁判所に訴えた。

その結果、「生活すべてにおいて動物由来のものを排除する『倫理的ヴィーガン』(エシカル・ヴィーガニズム)は哲学的信念のひとつであり、法律で守られるべき」との判決が今年3月に下された。これにより、ヴィーガンによるヘイトクライムが促進したのではと考えられている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)