青銅器時代のヨーロッパ人…ミルクを飲めなかった!?

■ ドイツ・ヨハネス・グーテンベルク大学の調査で、ヨーロッパ人が牛乳を消化できるようになったのは過去数千年のことで、遺伝子の突然変異の結果によることが判明した。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

1990年代にドイツ北東部のTollense谷で青銅器時代(紀元前1200年頃)の戦士らの骨が見つかっており、これまでに100体以上の遺骨が確認されている。10年以上に渡って考古学研究が進められており、ドイツ・ヨハネス・グーテンベルク大学の専門家らが、戦士らの骨をDNA分析した結果、わずか8分の1だけしか乳糖(牛乳に含まれる糖)を分解する遺伝子を持っていなかったことがわかった。つまりほとんどが牛乳を飲めなかったことになる。

同じ地域に住む現代人についてはおよそ90%が乳糖を分解できることから、この数千年の間に遺伝子の突然変異が起こったことが推測できる。

ちなみに、北ヨーロッパでは90%以上の人に乳糖耐性がある一方、アフリカやアジア、南米では一般的ではないとされる。ミルクを飲むとお腹がゴロゴロ、チーズは好きだが量は食べられない、という日本人が多いのはこの遺伝子が関係しているのかもしれない。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)