
■ 英国の2つの大学の教授が、ロックダウンによる友情の変化について、興味深い研究結果を発表した。BBC(電子版)が伝えた。
オックスフォード大学の進化心理学者、ロビン・ダンバー教授がサルと人間の両方で「絆」について研究したところ、絆の深さはその関係性に費やされた時間に比例したといい、友情を維持するには頻繁に会う必要があると分析。3ヵ月ほど会わない時間が続くと、友情は壊れやすくなるという。
またロックダウンにより、多くの人々が地元コミュニティなどで新しい友情を築きはじめたため、ロックダウンが明けても、かつての友情は完全には戻らず、新しい絆に置き換わるケースが増えると推測している。
一方、北アイルランドのベルファストにあるクイーンズ大学のジェニー・グローク博士は、SNSやオンラインなどで友達と頻繁に連絡を取り合ったにもかかわらず、ロックダウン中に孤独を感じる人が多かったのは、相手に「触れる」ことができなかったためと分析。たとえば、チンパンジーは1日何時間も互いに身づくろいをするが、それは寄生虫などを排除するためだけではなく、触れ合うことで絆を強化し、脳が癒され、喜びや幸福感が高まる「エンドルフィン」が分泌されるのだという。そのため、人間も友情を育むには手をつないだり、肩や背中をたたいたり、ハグをしたりといった触れ合いが必要で、そうした時間が足りないと絆は崩れやすくなると話している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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