
■ BBCが国内50社の大企業を対象に、近い将来、新型コロナウイルス感染拡大前のレベルで全スタッフを職場に復帰させる予定があるかどうか尋ねたところ、半数近くの企業が「ノー・プラン(その予定はない)」と回答していたことが分かった。
聞き取り調査の対象は、銀行から小売業まで英国内大手50社で、現実的にはいつ頃、スタッフがオフィスに復帰しそうかを尋ねた。20社は、在宅勤務が困難なスタッフに対して、既にオフィス復帰を認めていると答えたが、24社はまだ明確な予定はないと回答した。
完全復帰へのめどが立っていない最大の理由は「ソーシャル・ディスタンシング」。この規制が続く限り、コロナ以前のような密な就業体制は望めないとされる。金融系では、オフィス復帰を望むスタッフには柔軟に対応しているという企業が多くみられた。
業界によっては、晩秋までオフィス復帰はなしと発表している企業もあるといい、フェイスブック社のように、既に来年7月までオフィス再開はなしと断言している企業もある。
一方、中小企業では、オフィス自体を放棄する企業も出始めている。バーミンガムで社員8名のPR企業を経営するタラ・トメス代表は、ソーシャル・ディスタンシングを遵守するとスタッフがオフィス内に収まらないため、今月に予定していた賃貸契約の延長を断念したという。家賃や光熱費、そして通勤にかかる時間を削減できるのは経営上、大きなメリットだというが、オフィスなしで強固なチームワークを維持していけるかという不安は残る。
コロナ前に戻るには4年?
英国産業連盟の前首席経済アドバイザーは「現在のように、多くの人々が今後も在宅勤務を継続した場合、経済がパンデミック前のレベルにまで回復するのは2025年以降となる可能性がある」と指摘した。メイル・オン・サンデー紙が報じた。
これは多くの経済活動が「人々の通勤ありき」で成り立っているためで、実際、オフィス街にあるレストランやパブ、サンドイッチバー、ニュースエージェント、クリーニング店、ジムなどは、オフィスで働く人たちの消費活動にほぼ完全に依存していることになる。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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