■ウェディングドレスの種類や数は膨大で、その中から自分の理想のものを見つけるのは大変。「世界にひとつ」のドレスが着たい…そんな夢を叶えたことから、思わぬ道を歩むことになった女性がいる。「メトロ」紙(電子版)が伝えた。
その女性は、米国在住のアーティスト志望だったテイラー・アン・リンコさん(28)。カラフルで個性的、かつ思い出に残るウエディングドレスを身に着けることを諦めきれず、結婚式の1週間前に思い切って、エアブラシを使って真っ白なドレスの裾を7色に自ら染めあげた。
批判を覚悟で着たドレスは大好評。ドレスに合わせた虹色の花のブーケを持ち、髪も染めた自慢のウェディング写真をSNSに投稿したところ、ドレスについて問い合わせが殺到したという。あまりの人気ぶりに4年前、テイラーさんはウェディングドレス専門店「Canvas Bridal」をオープンした。
開店当初は、各自が購入したドレスを送ってもらい、その裾に花嫁が希望するイメージで彩色するオーダーメイド制にしていたが、現在は様々なスタイルのウェディングドレスに、自身の自由なインスピレーションで彩色を施した後、それをネット販売している。ドレスをキャンバスに見立てたことから、店名「Canvas Bridal」が生まれたという。
テイラーさんは、「アーティストになる夢を諦めかけていたのに、思わぬ形で夢が叶いました。私がつくるドレスは、世界で一枚だけ。今の目標は週1着つくること。海外発送もできるようにしたい」と話している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)