マスク義務化その後…4ヵ月ぶりに地下鉄乗ってみた!

■6月には公共交通機関で、7月24日からはスーパーマーケットや小売店での「マスク着用」が義務化された。しかし、バスの乗客がマスクを着用していないことで他の客や運転手と口論となったり、乱闘に発展したりした様子などが連日のように英メディアを賑わせている。

7月31日(金)、川向うで再開したポルトガル・レストランに行くため、本紙記者が約4ヵ月ぶりに地下鉄に乗ってみた。利用したのは、オックスフォード・サーカス駅からストックウェル駅までのヴィクトリア線。電車は金曜の夕刻ということもあり、そこそこ混雑していたが、座れないほどではない。

驚いたことに、97%くらいの人がマスクを着けている。地下鉄の風景は一変していた。着用の義務化と罰金制度導入の効果なのは一目瞭然だ。今や地下鉄やバス利用時にマスクの携行は絶対だ。マスクなしでは多方面から刺さるような冷たい視線を浴び続けて、大変居心地の悪い時間を過ごすこととなる。

つい数ヵ月前まで、英国では他の欧米諸国同様、マスクは病気の人がするもの。病気の人は出歩かず家にいるべき、という理由からマスクをしている人は皆無に近かった。それどころかマスクをして街を歩けば危険物を見るかのような目を向けられた。ところが、今回のロックダウンで英国人のマスクに対する認識が180度グルリと変わった。もちろん路上やレストラン内でマスクをしている人の数はぐっと減るが、少なくとも義務化することでマスクの着用率が飛躍的に上昇したのは疑う余地がない。

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ウイルスに対する考え方は十人十色、千差万別。しかし、それぞれの判断に任せていては終息できるものもできなくなってしまう。全体主義には抵抗があるが、一刻も早くウイルスを抑え込んで経済を再開し、通常の生活を取り戻すためにも、ここは個々の主義主張はしばし封印するのが賢明だろう。

その夜行ったポルトガル・レストランでは、入り口で氏名と電話番号を記帳させられた。テーブル間隔を通常より広めにとっていたものの、午後8時過ぎにはほぼ満席。酒が入れば必然的に声も大きくなり、人の距離は近くなり飛沫も飛び交う。多少の不安はあるが、とにもかくにも最高のディナーを堪能した。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)