テムズ河…プラスチックごみでは世界最悪レベル!

■世界中が直面している、プラスチックごみの海洋流出による汚染問題。ロンドンの自然史博物館と動物学協会が共同調査した結果、プラスチックごみによるテムズ河の水質汚染は世界最悪レベルであることが報告された。BBCが伝えた。

レジ袋の有料化、プラスチック・ストローの廃止など、プラスチックごみ問題に取り組んでいる英国。テムズ河の水質汚染レベルは多少回復したものの、ドイツのライン河、ドイツからルーマニアにかけて流れるドナウ河、イタリアのポー河、米国のシカゴ河といった欧米の大河と比較すると、依然としてテムズ河の汚染レベルは上回っていることが判明。1秒あたり9万4000個のプラスチック素材がテムズ河のどこかを流れている計算になるという。

同研究チームがテムズ河に生息するカニの体内を調べたところ、腹部には生理用ナプキン、風船、ゴムバンド、プラスチックバッグ、プラスチック片などが含まれていたとされる。とくに、最近はトイレに流されたウエットティッシュが海岸線に大量に蓄積されているのが確認されており、新型コロナの感染防止のために着用したプラスチック製手袋やマスク等を不注意に処分しないよう警告している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)