皮肉屋さんは要注意! アルツハイマーになる確率が3倍に?

英国人は皮肉好きとよく言われるが、なにごとも冷笑的にながめる癖のある人はそれを改めるべきかもしれない。ある調査で、皮肉癖のある人はそうでない人とくらべ、アルツハイマー病にかかる確率が3倍も高いという説が唱えられたという。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。

アルツハイマー病は、認知症の原因としてもっとも一般的なものと考えられている。イースタン・フィンランド大学の研究グループが71歳前後の年配者1,500人を対象に行った調査で、「他人を追い抜くために、ほとんどの人は嘘をつく」「誰も信じない方が安全」「自分の利益のためには、多かれ少なかれ、他人に対して公明正大ではないもの」といった事柄について、どの程度賛同するかと質問。その後、8年間にわたってモニター調査が続けられたという。

この結果、人生や他人について皮肉な目を向けている人ほどアルツハイマーにかかる割合が高く、皮肉癖の低い人と比較すると、その割合は3倍にもなったと報告されている。

アルツハイマーになる割合を高める要因として高血圧、高コレステロール、喫煙なども挙げられており、皮肉癖のみが元凶とは見なされていないものの、アルツハイマー予防の一環として、冷笑的に物事を見る習慣を改めるのは一考の価値があると説明されている。

なお、なぜ皮肉癖がアルツハイマーの罹患率を高めるかについてはまだ解明されておらず、皮肉癖により生じる強いストレスが原因かもしれないとされている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)