ロックダウン緩和されたものの…ロンドン繁華街を歩く

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■ 7月4日、イングランドではロックダウンの大幅な緩和が発表され、パブ、レストラン、カフェや美容室などの再開が厳しい条件付きで許可された。その初日となった4日は土曜日だったこともあり、大勢の人がパブに繰り出し、待ちに待ったドラフトビールを堪能する様子が報じられた。しかし残念ながら、中には感染者が出て再び閉鎖を余儀なくされたパブもある。

実際、ロンドンの中心部ではどの程度、ビジネスが再開しているのだろうか。パブ・レストラン解禁から2日経った6日(月)午後、ロンドン一の繁華街ソーホー地区やオックスフォード・ストリートを本紙記者が歩いてみた。
まずは、街が予想より遥かに静かなことに気付かされる。午後6時を回っていることもあるだろうが、オックスフォード・ストリートは「閑散」と言ってもいいほど人がまばらだ。走っている車も少ない。緩和前との違いが分からないほどだ。
衣料品店や土産店など開いている店舗もあるが、せいぜい4割程度といった印象で、家電店などは依然シャッターが下ろされたままだ。ソーホー地区も同様で、営業しているパブは半分くらい。開いているパブでも、みんな外で立って飲んでいる。この日は肌寒かったことも関係しているだろうが、それでも寂しい限りだ。

レストランに至っては、再開しているのは3割程度。店外のテーブルで食事をしている人の姿が目立つ。ピカデリーサーカスに近いオールドコンプトン通りまで来ると7~8割程度の店が営業しており、外でビールを飲みながら談笑する人たちも多くなってきた。しかし、溢れかえるという表現とはほど遠い。
1月から客足が遠のいていた中華街は、レストランの7割程度が営業を再開。しかし、中をのぞいてみるとポツリポツリと客が見えるくらい。まだまだ厳しい日々は続きそうだ。レストランの場合、再開が可能になったと言っても2メートルのソーシャル・ディスタンシングを維持すれば席数は通常の3割、1メートルプラスでも6割ほどにしかならないという。

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都心に人が戻って来る条件の一つがトイレの有無。公衆トイレが封鎖された上、パブやレストランのトイレが使えないとなるとロンドンへの道は予想以上に険しくなる。
地下鉄やバスなどの公共交通機関は、まだ怖いと思うのが人情。しばらくはリモートワークを継続する企業も多い。街に人が戻って来ない限り、パブやレストランがかつてのような活気を取り戻すのは難しい。緩和のギヤがもう一段階上がるまで様子見、という選択をするレストランオーナーも多いようだ。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)