
■米ミネアポリス市郊外で黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官によって暴行され、死亡した事件が引き金となって始まった抗議デモは英国にも飛び火。抗議活動は7日、ロンドンだけでなくマンチェスターやブリストル、エディンバラやグラスゴーにも拡大した。英各メディアが報じた。
抗議のほとんどは平和的に行われたが一部が警察と衝突し、逮捕者も出た。また、イングランド南西部ブリストルでは奴隷商人の銅像が引きずり降ろされた上、ブリストル湾に投げ込まれた。
銅像は17~18世紀にかけて活動したブリストル出身のエドワード・コルストン(Edward Colston)=写真=のもの。商人の家に生まれたコルストンはスペインやポルトガルの港湾でワインやフルーツ、衣料などの貿易に携わっていた。1680年代に奴隷貿易をほぼ独占していた王立アフリカ会社の現地副提督に採用され、数えきれないほどの黒人奴隷を米国に送り、巨万の富を築いた。
イングランドに戻ってからは国会議員も務め、晩年にはロンドンや故郷ブリストルの学校や病院、教会や救貧院に積極的に寄付を行った。そのためブリストルでは慈善家として知られ、市内にはコルストンの名にちなんだ通りや記念碑、学校が多数存在する。没後300年を来年に控えていたが、120年に渡って市の発展を見続けてきたコルストンの像は市民によって引きずり倒され、ペンキを塗られた上でブリストル湾に投げ込まれた。
ただ、この像は11日明け方、地元自治体によって引き上げられたことも報じられている。混乱を避けるため、敢えて早朝に作業が行われたという。
また同日、国会議事堂脇のパーラメント広場にあるチャーチルの銅像に「差別主義者」と落書きがされた。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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