長引く休校…在宅学習に貧富の差!

■ 英財政研究所(IFS)が4,000世帯以上の家庭を対象に実施した調査で、裕福な家庭の子供たちほど、教育の時間がしっかりと確保されており、収入によって教育格差が広がっていることが分かった。BBC(電子版)が報じた。

新型コロナの感染拡大による休校が長引く中、世界的に問題となっている教育格差。英国もその例にもれず、高所得世帯の子供は1日平均6時間ほど勉強に費やしているが、低所得世帯の子供は1日4時間半しか勉強していないことが判明。勉強時間の差は、とくに初等年齢の子供たちに大きくみられるという。

このような差が生まれる理由として、低所得世帯では学習に対する親や金銭的なサポートが少なく、勉強に集中できるスペースが家庭内にないことなどが原因と考えられている。公立中等学校を対象とした調査では、高所得世帯の生徒の64%が何らかの形で積極的な学習支援を受けているのに対し、低所得世帯で支援を受けているのは47%だった。

また公立初等学校では、学習進度の遅れを懸念して「子供たちが早く小学校へ戻れるようにしてほしい」と思っている親が、高所得者層55%だったのに対し、低所得者層では29%に満たなかった。英政府は国内の一部の初等学校について、6月に再開する計画であることを表明している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)