【新型コロナ】英国では9人目の感染者…武漢では早期警鐘の中国人医師死亡のニュースによる『後遺症』続く

■英国では、中国から帰英してヒースローに降り立った後、不調を訴えた女性が検査の結果、陽性と分かり、9人目の感染者となったことが公表された。

一方、中国・湖北省武漢から発生した新型コロナウイルスについて、世界的大流行の可能性があると予見し、いち早く警鐘を鳴らしていた中国人医師が、自身も新型ウイルスに感染。7日に死亡したことをBBCなどが報じ、大きな衝撃を与えた。その『後遺症』はいまも認められるという。

死亡した医師は、武漢中央病院に勤める眼科医、李文亮氏(34)=写真。1月に女性患者から感染し、入院して治療を受けていた。

李医師は昨年12月、武漢で流行しはじめたウイルスが、2003年に世界的大流行に発展した伝染病「SARS」に似た症例が出ていることに気がついた。同30日、チャットグループに入っている同僚の医師たちに、世界規模での大流行になる可能性があると警告メッセージを送信。防護服を着用して感染を防ぐようにアドバイスした。ところが4日後の今年1月3日、公安局から呼び出しを受け、社会の秩序を著しく乱すとして「誤った発言」をやめるように注意され、署名させられたという。

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新型コロナウイルスは重度の急性呼吸器感染症を引き起こし、発熱して乾いた咳が続くとされる。感染予防ができなかった李医師は同10日に咳をしはじめ、翌日に発熱、2日後には入院。同30日にウイルスに感染したと診断された。そして1週間後の2月7日に亡くなった。

李医師死亡のニュースは中国全土を駆け巡り、悲しみと政府に対する怒りがSNSに殺到。中国政府はこの件についても、まだしばらくは慎重な対応を続けることを余儀なくされそうだ。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)