【新型コロナ】英国で「もしかしたら…」と思っても、A&E(救急救命)には行かないで!

中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(coronavirus)が中国で猛威をふるっているのはご承知の通りだろう。英国時間1月25日(土)午前9時の時点で死者数が41人、感染者は1200人以上と発表されているが、時間経過とともに死亡者も感染者もその数は増加の一途をたどっている。
英国では24日の時点で発症をの可能性があるとされ、検査を受けた14人全員が陰性であったことが発表されたものの、もちろん油断は禁物。野性動物の肉も取り引きされている武漢の市場で扱われていたコウモリまたはヘビが感染源と疑われている、今回の新型肺炎に対して緊張が続いているが、医療専門家からは、自分に心当たりがあり、「もしかしたら」と思った際、病院のA&E(accident and emergency=救急救命サービス)に行かないようにとの呼びかけが行われている。
普段は、自分が登録しているGP(地元医)を受診し、必要な場合には大きな病院や専門医療機関へと治療の場が移されるのが英国のNHS(国民医療サービス)の仕組みだが、緊急の場合は、大規模業院に設けられたA&Eを直接受診する方法もある。
しかし、A&Eは通常、多くの治療待ちの人で混雑しているもの。医療専門家らは、新型肺炎の疑いがあると思った場合、外出はせず、人との接触は最小限にとどめ、NHSの年中無休の24時間電話サービス「111」にまず電話をかけて指示をあおいでほしいとしている。救急車で伝染病への対応が可能な病院に搬送され、検査を受けることになるとみられている。
折しも25日はチャイニーズ・ニュー・イヤー(春節/旧正月)。ロンドン市長のサディク・カーン氏は、不測の事態に備えての準備は進んでいるとし、トラファルガー広場での祝賀イベントなどは予定通り行うと話している。 

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)