ロンドンの2階建てバス、前方入口からの乗車オンリーに逆戻り!

ロンドンのシンボルのひとつ、赤い2階建てバス(ダブルデッカー)。ボリス・ジョンソン首相がロンドン市長(2008 ~16年在職)を務めていた2012年から導入された2階建てバス(新型「ルートマスター」)は、運転手のいる前方だけでなく、中央、後方からも乗り込むことが可能で便利だったのだが、まもなく乗車は前方口からのみに限定されることになるという。「イヴニングスタンダード」紙が伝えた。

俗称「ボリス・バス」とも呼ばれる新型ルートマスターは、交通量の多いロンドン中心部での乗客の乗り降りをスムーズにし、停車時間を短くして渋滞の改善を目指す目的で、乗降口が前方・中央・後方の3ヵ所に設置された。現在、30ルートで約1,000台が運行されているという。
ルートマスター以外の2階建てバスは、乗車専用の前方口、降車専用の中央口の2つしかないことから、ルートマスターの便利さは好評だったのだが、無賃乗車を決め込む輩(やから)にも好都合。無賃乗車がロンドン交通局にもたらす被害は年間360万ポンドにも上るといわれており、同局ではやむなく前方口からの乗車のみに限定する措置をとることになったと説明されている。

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まずは8番のバスで中央口、後方口に、これらの入口からは乗車できないことを表示し、オイスターカードの読み取り機が作動しないようにする試みが行われており、1月25日から55番、267番のバスで本格的にこの方式が導入される予定。
なお、ベビーカーで乗り込む場合や車いす利用者については、今までどおり、中央口からの乗車が認められる(ただし、乗車してから前方口にあるオイスターカード読み取り機まで行って、支払う必要あり)。
一部の無賃乗車客のせいで、前方乗り限定に逆戻りしてしまうわけだが、無賃で乗り込むずるい客を見て腹立たしく思うよりはマシかも?

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)