悪夢をみれば、実生活での恐怖は減る?科学者が解明!

■睡眠中の脳の動きを分析した結果、悪夢をみているときに脳のどの領域が活性化しているのかが判明。この分析により、実生活において精神的な安定を確保できる新たな道が開けたという。「メトロ」紙(電子版)が報じた。

今回の調査は、ジェノバ大学の基礎神経科学部の睡眠・認知研究室が実施。睡眠中の脳活動を測定するために、98人の被験者の頭部にいくつかの電極を装着してもらい、高密度脳波計で脳波を計測した。すると、夢の内容に応じて「知覚、思考、感情」などを司る領域が、それぞれ起きている状態時と同じように活性化することを発見。さらに、悪夢をみて夜間に数回目が覚めた被験者18人の鼻に電極を装着し、夢の内容について尋ねたところ、脳内の「島皮質」と「帯状皮質」が激しく活性化していたという。島皮質は恐怖を感じると活性化し、帯状皮質は脅威にさらされたときに発生する運動・行動反応を準備する役割がある。つまり、この場合も起きている状態で恐怖を感じたときと同じ脳活動が起こっていることが分かった。

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また、夢の中で恐怖を感じる時間が長くなるほど、起きているときにネガティブな写真や映像を見たときの島皮質、帯状皮質などの活動が抑制されることも判明。これは悪夢をみるほど、実生活で感じる恐怖や不安を抑えられることを示しているという。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)