幹線道路から50メートルは危険地帯!?子どもの肺が発育不良に?

■ 大気汚染にさらされて育った子どもは、肺の成長不良のほか、肺がん、心臓病、気管支炎などを患う可能性が高いことが分かった。BBCが伝えている。

キングスカレッジ・ロンドンが高汚染地域の住民を対象に、13項目におよぶ健康状態を調査・分析した結果、主要道路から50メートル以内に暮らしている人は、肺がんを患う可能性が10%高いことが判明。ほかにも心臓病、心不全、気管支炎、脳卒中などのリスクも高まるという。
都市別では、オックスフォードで約14%、ロンドンで13%、バーミンガムで8%、リヴァプールで5%、サザンプトンで4%、ノッティンガムで3%が、道路の大気汚染によって子どもの肺の成長が妨げられることも発覚。胸部感染症といった症状も見られ、大気汚染が現在の5分の1に削減された場合、英国全体で気管支炎の症状を示す子どもが数千人減ると、キングスカレッジの研究者は発表している。
一方、ロンドン中心部における大気汚染対策としては、道路での車両課金制を導入したことにより、二酸化窒素による汚染度が30%低下したという。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)