代わりに、メイ氏が書きたいのは、「ウォーキング・ガイド」。自身の選挙区であるイングランドのメイドゥンヘッドの近くで行われた文学フェスティバルで言及したもので、特にアルプスでの山岳ハイキングについて書いてみたいという『野望』を披露。
メイ氏夫妻はウォーキング愛好家として知られ、2017年、保守党の過半数割れという予想外の結果に終わった総選挙を決断したのは、ウェールズでの山歩きを楽しむ休暇中だったことは有名。苦い思い出も、今となっては過去のことなのだろう。
ちなみに、回顧録を発行しなかった首相経験者は、第二次世界大戦勃発時に首相職にあったネヴィル・チェンバレン氏(1869~1940)以降、皆無という。チェンバレン氏は、対ナチス・ドイツへの宥和政策の失敗から首相職を辞し、その半年後に腸のがんで死去しており、物理的に回顧録執筆は無理だったと見られる。回顧録は、首相経験者にとって、実入りのよいビジネスであることは事実。メイ氏のウォーキング・ガイドは実現しなくても、回顧録はそのうち発行されること間違いなし!?
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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