救急車出動2日に1度…アマゾン倉庫は地獄!?

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今や生活に欠かせない存在になりつつある世界最大の通販サイト「アマゾン」。注文した翌日には商品の多くが手元に届き便利なことこの上ないが、それを実現するため多くの人の健康が犠牲となっているのかもしれない。「サンデー・タイムズ」紙(電子版)が報じた。

英国内に11ヵ所あると言われる「fulfilment centres」(遂行センター)と呼ばれるアマゾン倉庫。サンデー・タイムズ紙の調査によると2016年以降、アマゾンの倉庫から救急車の要請が606回もあったという。2018年だけ見ても193回で、ほぼ2日に1度のペース。職場で病気やけがをして病院に搬送され、シフトが完遂できずに懲戒処分を受けた職員もいたという。
1800人の従業員を抱えるダンスタブル倉庫では、2016年から今年8月までに要請した救急車出動は95回に及ぶという。救急車要請の理由で多いのは失神、呼吸困難、胸の痛みだという。ちなみに1700人の従業員が働くフォードのブリッジェンド工場で同時期に救急車を呼んだのは19回。1500人が働くオカドの倉庫では2016年以降、救急車を呼んだのはわずかに3回だけだった。
労働組合GMB代表は「アマゾンの倉庫ではヴィクトリア朝時代のような過酷な労働環境がまかり通っている」と批判。一方で、アマゾンの広報は「調査に正確性は見られず信用するに当たらない」と真っ向から否定している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)