■ ロンドンの不動産市場の冷え込みが止まらない。昨年はロンドン市内の住宅価格がピーク時と比較して平均で6000ポンド値下がりしたという。「イヴニング・スタンダード」紙(電子版)が報じた。
住宅ローン大手のネーションワイドによると昨年12月、ロンドンの住宅価格は1年で0・8%値下がりし、年末には平均46万6千988ポンドまで下がったという。90年代初めに不動産バブルが弾けて以降、これまで順調に右肩上がりだった不動産価格だが、2017年に0・5%の下げに転じ、昨年まで2年連続の下落となった。専門家は下落の原因として英国のEU離脱(ブレグジット)を挙げる。先行きに不安を抱える人々が不動産購入を手控える中、早く処分したい売り手が値段を下げざるを得ない状況となり、それが平均価格を押し下げているという。
オクターンキャピタル社のジョナサン・サミュエル氏は「家の売買には売り手にも買い手にも自信が要求される。しかしブレグジットが間近に迫った今、どちらも自信はゼロに等しい。何も決まっていないブレグジット後の行方が全てのを人を宙ぶらりんにしてしまっている」と分析。ローンの利率も失業率も決して悪くない。しかし不確定要素の濃い霧が立ち込める中で、買う方は「買い手市場」の訪れをじっと待っている状況だという。
一方、ギルフォードやルートン、メイデンヘッドなどのいわゆる「アウター・メトロポリタン」と言われる通勤圏の不動産はロンドンより下落幅が大きいという。昨年は平均1・4%、価格にして35万6531ポンドにまで下がったという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
























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