世界中に愛飲家がいる、スコッチ・ウィスキー。大麦の麦芽のみを使用したウィスキーは「モルトウィスキー」と呼ばれ、複数の蒸留所のウィスキーをブレンドせずに造られるシングルモルトは価格は高めながら、各蒸留所が味を競い、自分のお気に入りを探す醍醐味もあって、幅広い層から支持されている。一般的に樽内で寝かせる年数が長いほど、味に深みが増すとともに価格もアップ。12年もの、25年ものといったボトルを目にしたこともおありだろう。年代物は投機目的とされることも少なくなく、オークションともなれば、価格が予想外につりあがるケースもある。高額でも希少価値の高いものがほしくなるのがファン心理というもの。しかし、それにつけ込み、偽物を売りつけようとする輩が後を絶たない。世間に出回っている希少なウィスキー(rare whisky)のうち、3本に1本が偽物であると指摘されている。「デイリーテレグラフ」紙が伝えた。
「The Scottish Universities Environmental Research Centre」研究所が放射線炭素年代測定法を使って、高額ボトルの中身を調査。55本中、21本について、ラベルでうたわれている内容と差異が認められたという。偽物の中には、5万ポンドもの高額ボトルもあり、警鐘が鳴らされている。
収集家に対し、購入にあたっては念入りにリサーチをするよう推奨。インターネットの公式サイトなどでラベルを比較するなどし、自分が購入しようとする1本が本物かどうか慎重に見極める必要があると話している。
昨年11月には、1926年生産の『マッカラン』が大手競売会社「クリスティーズ」のオークションで120万ポンドで競り落とされたばかりだが、例えば1900年より古い生産年のウィスキーに出会ったら、本物と証明されるまでは偽物だと最初から疑ってかかるべきだと研究グループではコメントしている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
























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