北斎から「鉄腕アトム」「ワンピース」まで!大英博物館で日本の大漫画展 来年5月から開催!

Noda Satoru, Golden Kamuy, 2014 onwards.©Satoru Noda, SHUEISHA

■ 大英博物館は5日、日本の漫画の歴史や原画などを展示する「漫画展(Manga)」を来年5月23日〜8月26日に開催することを発表した。日本国外での漫画展としては世界最大規模になるという。各英メディアが伝えた。

50作家の作品が一堂に!

来年の目玉となる夏の大企画展として大英博物館が選んだのは、若い世代を中心に海外でも人気を集める「日本の漫画」。日本で漫画がどのように誕生し、近年にみる世界的な文化現象へと成長していったのか、その歴史と魅力を探る展覧会になるという。また、漫画だけでなく、アニメ、ゲーム、コスプレなどへの発展にも注目する。
展示品は約130点におよび、手塚治虫「鉄腕アトム」、高橋陽一「キャプテン翼」、尾田栄一郎「ワンピース」、東村アキコ「海月姫」、野田サトル「ゴールデンカムイ」(左図)のほか、萩尾望都や竹宮惠子など、50作家の漫画本や原画を紹介。
会場では展覧会期間限定のデジタル漫画のダウンロードができる上、漫画の世界に自身が入り込んで撮影できるフォトブースや漫画の人気キャラクターになれるコスプレコーナーを設置。さらに、スマートフォンの人気アプリ「ポケモンGO」を使って16種のポケモンも捕まえられる。

浮世絵師の貴重な緞帳も展示

この漫画展では、漫画の原点とされる江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎による「北斎漫画」も展示。またハイライト作品として、1880年に河鍋暁斎(きょうさい)が描いた歌舞伎劇場の緞帳(どんちょう)が出品される。これは明治時代に「新富座」で使用されていた横幅17メートルにわたる貴重な舞台幕で、早稲田大学演劇博物館が所蔵。劣化を防ぐため、この幕が日本国外に持ち出されるのは今回が最後になるかもしれないという。  大英博物館のハートウィグ・フィッシャー館長は、「漫画は日本で生まれた『モダン・グラフィックアート』であり、いまや世界中で愛されています。何世紀もの長い日本の伝統を踏まえて完成した漫画は、読み手の感情に訴えかける独創的なストーリーを展開し、その世界に引きつける視覚的な力を持っています。大英博物館は、世界でも有数の日本のグラフィックアートのコレクションを所有しています。現代の漫画家たちと北斎や暁斎といった過去の巨匠たちの作品を一緒に展示できることを、光栄に思います」とコメントしている。  大英博物館の公式ウェブサイトでは、すでにチケットを発売中(大人19・50ポンド)。5年前の春画展では、チケット完売で涙を飲んだ人もいたはず。今回は早めにゲットしておこう!

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)