日本パスポート保持者に朗報!地獄の入国審査にさようなら⁉来夏より自動化ゲートが使用可能に

■ 日本から英国まで、直行便で約12時間のフライト。やっと着いたと安堵した途端、目に飛び込んでくる入国審査待ちの長蛇の列。旅の疲れが一気に倍増する瞬間だ。しかし2019年の夏以降、これまで限られた国のみに許可されていた「自動化ゲート」(ePassport gates)による入国審査が、日本を含めた複数の国にも対象を広げて行われるという。英政府の来年度予算案に盛り込まれ、移民局大臣が公式に発表した。

日本でも羽田空港や成田空港などで導入されている「自動化ゲート」。この画期的な出入国管理システムでは、出入国審査カウンターへの長蛇の列に並ぶ必要がなく、デジタルテクノロジーを使用して本人確認を行い、審査官から対面での質問を受けることなく、スピーディーに出入国審査手続きが可能となる。
現在、英国への入管で自動化ゲートが設置されているのは英国内の各国際空港の他、ブリュッセルやパリのユーロスター駅を含めた14ヵ所で、全259ゲート存在するが、いずれも顔認証技術が導入されている。これまでは英国人、欧州連合(EU)加盟国およびノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを含む欧州経済領域(EEA)の利用者に限られていた。それ以外の一部の国の旅行者へは「レジスタード・トラベラー制度」を設け、有料(初回登録70ポンド、年更新で50ポンド)で自動化ゲートを使用できる措置を施していたが、この度、自動化ゲートを使用できる追加対象国として、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、米国、そして日本が決定。これらの国のパスポート保持者は、来夏以降はレジスタード・トラベラー制度を使用せずに、自動化ゲートを使用することができるという(ただし、対象は18歳以上。12~17歳は、大人と一緒であれば使用可能。パスポートは生体認証情報を保持したICチップ搭載のパスポートに限る)。

対象国拡大に伴い、英国を訪れる年間約600万人の旅行者が自動化ゲート利用の恩恵を受けられる見込みだ。
EU離脱を巡るポンド安の影響で、英国への観光客が右肩上がりで増加している中、今年7月、EEA以外からの旅行者がヒースロー空港での入国審査に最大2時間38分を要していたことがBBCの調べでわかった。
移民局大臣のキャロライン・ノークスは自動化ゲートを利用できる対象国を広げる理由について「入国審査の安全性を維持しつつ、観光やビジネスで英国を訪れる方の利便性を整え、英国経済の活性化につなげていきたい。デジタルテクノロジーを駆使して旅行者の入国審査環境を改善することは、我々が目指す意欲的な計画のひとつでもある」と説明している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)