■ 米大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏のセクハラ疑惑が2017年秋に次々と報道されて以降、世界各地に広がっている「#MeToo」運動。英国でも動きが波及する中、「デイリー・テレグラフ」紙は10月24日、ある大物ビジネスマンのセクハラ疑惑を報道した。ところが同紙は裁判所命令を受け、匿名で報道せざるを得なかったことから、国会を巻き込んでの問題に発展している。英各紙が報じた。
「デイリー・テレグラフ」紙は、ある大物ビジネスマンのセクハラ、人種差別問題を8ヵ月にわたって取材。ところが裁判所は10月23日、同実業家のセクハラ疑惑の公表を禁じる一時的差止め命令(injunction)を出したことから、同紙は24日、「明かされることのない英国の#MeTooスキャンダル」と題した匿名での報道に至った。
ところがこの「口止め」行為に対し、上院議員のピーター・へイン氏は25日の議会で、声を上げることが社会のためになる(public interest)として、議員特権(Parliamentary Privilege)を利用し、疑惑の渦中にある実業家が、トップショップなどの人気ブランドを展開する衣料品大手アルカディア・グループの会長、フィリップ・グリーン氏=写真=であることを発表した。
グリーン氏は元従業員に対しセクハラ、人種差別的なハラスメント行為を行ったとみられており、秘密保持契約(Non-Disclosure Agreement)の名の下に口止めを行ったり、そのために相当額を支払ったことが報じられている。
一方、グリーン氏は疑惑を全面的に否定していることも伝えられた。
























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