1970年代から、歯止めかからず…3軒に1軒の割合でパブが廃業!

英国の伝統のひとつといえるパブ。どれほど小さい村にも必ずあると言われてきたが、1970年代から廃業するパブが増え始め、この50年近くのあいだに、3軒に1軒の割合でパブが閉店したことが分かった。「デイリー・メール」紙より。
英国ビールのエールの販売促進に取り組む「Campaign For Real Ale」(Camra)が発表した数字によると、1970年代には約7万5,000軒あったパブだが、今日では約5万軒に減少。増額される一方のビジネス・レイツ(自治体から事業者に課される税金)や高い酒税が背景にあると見られている。
家庭で飲まれるビールの量が、パブで販売されるビールの量を上回るようになっており、販売量の低下を補うためにもビールを値上げせざるを得ないという悪循環に陥りがち。現在の1パイントの平均価格は3.47ポンドで、ロンドン南近郊のサリーではついに1パイントの価格が4.40ポンドに達したことが判明した。
週に21軒ものパブが閉店している計算になり、このままでは地元で愛されてきたパブが次々と存続の危機を迎える事態になりかねない。もちろん、飲み過ぎはよくないが、パブ文化を守る努力をする必要がありそうだ。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)