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ウェールズ、ペンブルック城のヒミツ!ヘンリー7世、生誕の地を特定か⁉

■1485年にボスワースの戦いで「暴君」ことリチャード3世を破ってバラ戦争を終結させ、テューダー朝を開いたイングランド王、ヘンリー7世。強大な権力をもってイングランドを統治したヘンリー8世の父親でもある同王の正確な誕生場所が、発掘調査で判明した。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。

 

ヘンリー7世は1457年、ウェールズにあるペンブルック城で誕生。しかし、同城は清教徒革命時に破壊され廃墟となっている部分も多い。そのためこれまで敷地内のどの位置に王宮があったか確認できず、ヘンリー7世の正確な誕生場所は分かっていなかった。
ところが、ウェールズの考古学団体「Dyfed Archaeological Trust」が2週間にわたって発掘調査を行った結果、ついに中世時代の王宮跡と思われる遺構を発見。同団体によると、1931年に撮影された写真から、同所に遺構があることは分かっていたものの、それが王宮跡であるかどうかは判明していなかったという。
調査により、王宮の床は石畳で覆われ、2つの螺旋階段があったことも明らかになった。
ヘンリー7世の母親、マーガレット・ボーフォートは傍系ながらランカスター王家の血を引いており、13歳で息子を出産。ヘンリーの父親はリッチモンド伯爵位を賜っていたが、息子が生まれる3ヵ月前にペストで死去した。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

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