普通のパブめしが一番!マスターシェフ気取りのメニューはもうたくさん!

■ 無色透明なトマトの前菜や泡状のソースなど、分子ガストロノミー料理が流行って久しいが、普通のパブを愛する人たちの間ではガストロパブの気取った料理よりも伝統のパブめしを求める風潮が強まっているという。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

この十数年の間にモダンな食事を提供するガストロパブが増えたが、ブームに逆行するかのように最近の客は、パブではロースト肉やパイ、そしてマッシュなどといった伝統的な英国料理を食べたがる傾向にあることが「グッドパブガイド」の調べで分かった。同紙の編集者フィオナ・スタップリー氏は「メニューに書かれている単語の意味が分からなくて知ったかぶりをしたり、ウエイターに尋ねたり、こっそりグーグルで調べたりするのにうんざりしている人が多い」という。
パブめしを食べに来る客は「カブサ」「カツオブシ」「マツブチャ」「サカタシュ」「タタキ」「ヴェージュー」といった聞きなれない食材に全く興味を示さないという。ニンジンのスフレや食べられる砂、フワフワの泡のスープなどは洒落たレストランに任せておけという人が多数なんだとか。
スタップリー氏は人気料理番組「マスターシェフ」の影響を受けていると思われるパブのオーナーやシェフに「人々は地元の食材や旬の野菜を使って真面目に作られた昔ながらのパブめしを望んでいる。今後、自己満足の気取ったメニューは客離れを招く恐れがある」と警鐘を鳴らしている。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)