トイレのハンドドライヤーは不衛生…細菌が蔓延、使用禁止せよ!

■トイレに設置されている、手を乾かすための自動ハンドドライヤー。使い捨てのペーパータオルよりも衛生的と考えられ、ゴミも出ないため、多くのトイレに設えられている。しかし調査の結果、手に付着した細菌を周囲に撒き散らすなど不衛生であることが分かり、病院のトイレから排除すべきとの声が上がっている。「メトロ」紙(電子版)が報じた。

リーズ大学医学微生物学の専門家マーク・ウィルコックス教授が、英国、フランス、イタリアの3つの病院で、12週間以上にわたってトイレの細菌汚染のレベルを測定。その結果、手を乾かす際にハンドドライヤーを使用した場合、腸炎、肺炎、敗血症等を引き起こす可能性がある大腸菌、または大腸菌を含む腸内細菌や腸球菌といった「危険な細菌」がトイレ内に蔓延することが判明した。一方、ペーパータオルを使用した場合では、紙が手に残った水や微生物を吸収するため、そうした病原菌が広がるリスクが大幅に軽減されることが明らかになったという。
研究者らは、病院内における細菌汚染の予防方法に関する公式ガイダンスをさらに強化する必要があると主張。ところが科学者らは、ハンドドライヤー自体ではなく、手をしっかりと洗わない人々に原因があるとコメント。手に付着したままの微生物がハンドドライヤーの風によって吹き飛ばされ、トイレ内に広がっていると述べている。
保健指導用のガイダンスによると、ハンドドライヤーは病院の公共エリアのトイレに置くことができるが、臨床エリアには設置できないという。しかし、これは衛生面が問題なのではなく騒音防止のためとされる。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)