■昨年の法改正で、スピード違反に対する罰金徴収額がその悪質性に応じて上増しされるようになるなど、ドライバーに対する取締りが厳しくなりつつある英国。今後は「制限速度を1マイルでもオーバーしたら即罰金100ポンド」という、さらに厳しい新ルールが導入されるかもしれない。「テレグラフ」紙(電子版)が報じた。
© Matt Fascione
現行では、制限速度の10パーセント+2マイルを超過しても罰は受けないバッファ・ゾーン(buffer zone=緩衝地帯)が設けられているが、新ルールではそれを撤廃。違反者には容赦なく100ポンドの罰金とペナルティ・ポイント3点を課すとされている。
この計画を明らかにした警察長官アンソニー・バンガムは「現行ルールでは、運転者が『多少のスピード違反は問題ない』と誤った考えを持ってしまう」と懸念を示すとともに、「運転者へ注意喚起をする方法を変えなければならない」とコメントした。
一方、英国最大ロードサービスのAAは新たなルール導入に難色を示し、「もし新ルールが導入されたら、運転者は道路や周囲の状況を確認するよりも、速度計ばかりに気を取られる可能性がある。運転中は、道路状況に集中しなければならないのに、片方の目で道路を見て、もう片方の目で速度計に注意を払うようになっては危険が伴う」と指摘する。
2016年は210万件のスピード違反が報告され、徴収された罰金額は1億ポンドにも及ぶという。公庫が潤うばかりで、本来目指されるべき安全運転がないがしろにされる可能性を含め、議論は熱くなりそうだ。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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