熱帯夜の不眠対策…靴下を使った英国式ウラ技とは?

例年にない暑さに見舞われている英国。眠れない夜を過ごす人々のために、一風変わった不眠対策が紹介されている。「デイリーテレグラフ」紙が伝えた。
睡眠の大切さを訴える団体「National Sleep Council」(略称NSC、「全国睡眠協会」)は、熱帯夜を快眠で乗り切る知恵を紹介している。まず、暑いからといって何も着ないで寝るのは、夜中にかいた汗がそのまま皮膚に残ってしまうので逆効果。汗を吸収する薄い綿素材の寝巻きを着用したほうが良いという。
また、「冷蔵庫で冷やした靴下を履く」という興味深い裏技も紹介されている。これには全身の皮膚の温度を下げる効果があるとされている。
そのほかにも、体の中心から体温を下げる効果のある、就寝前の冷水シャワーや冷水フロ、氷水を入れた湯たんぽなども奨励されている。ただし、湯たんぽなどを完全に凍らせて肌に密着させて眠るのは、凍傷を招く恐れがあるとして、注意が呼びかけられている。
NSCの広報担当者は「寝室の理想的な室温は16~18度だが、日中の外気温が高いと部屋に熱がこもってしまい、室温を下げるのが難しい」とコメント。安眠のためには「就寝前のカフェインやアルコールの摂取も避けるべき」と話している。
なお、この猛暑のおかげで思わぬ好況にわいている業種もある。一般家庭はまずエアコンを備えていないのが常識の英国。オフィスにエアコンなしというのも、決して珍しいことではないだけに、緊急の暑さ対策として、扇風機の売上げが急増。アマゾンでは売上げが1ヵ月で22倍に、百貨店のジョンルイスでも前年比19.2パーセント増と、まさに猛暑景気。統計はまだ出ていないようだが、おそらくアイスクリーム業界も笑いが止まらない状態に違いない。まだしばらくは、扇風機やアイスクリームで、しのいでいくしかなさそうだ。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)