■ スコットランド・グラスゴー出身の建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュ=写真=が手がけた歴史的建造物「グラスゴー・スクール・オブ・アート(グラスゴー芸術大学/GSA)」が15日、大規模な火災に襲われた。同大学では4年前にも火災が発生しており、今回で2度目となる。英各メディアが伝えた。
火災は15日夜に発生し、GSAと隣接するナイトクラブなどが炎に覆われ、近隣住人も避難を強いられた。120人以上の消防士らが出動して消火にあたったとされる。けが人は報告されていない。
出火原因の究明が進められているが、スコットランド消防救助隊は、「非常に複雑な状況にあるため、出火原因の特定には時間を要する」としている。
1909年に竣工したGSAは、2014年にも火災が発生しており、修復作業が来年終わりを迎える予定だった。スプリンクラーの設置は完了していなかったと見られている。
2014年の火災からの修復にあたっては、米俳優のブラッド・ピット、英俳優のピーター・カパルディらの働きかけによって3500万ポンドの修復プロジェクトが進められてきた。だが、今回の火災の規模は前回をはるかに上回っており、修復となれば1億ポンドは下らないと見られている。そのため、今後、建物を再建するか、取り壊して新たな校舎を建設するかの議論が既に始まり、意見が割れている。
GSAを手がけたチャールズ・レニー・マッキントッシュは今年、生誕150年を迎えた。グラスゴーにはマッキントッシュ建築が点在し広く親しまれているだけに、マッキントッシュの最高傑作との名高いGSAを襲った2度目の火災は地元に大きな衝撃を与えている。
2014年の火災に見舞われる以前のグラスゴー美術大学の入り口。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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