犯罪率増加に薬物が影響か?若者のコカイン摂取、英国が最悪

■ 毎年発表されるヨーロッパの薬物使用に関する調査で、英国が抱える問題が改めて明らかになった。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

欧州薬物・薬物依存監視センター(European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction: EMCDDA)によるレポート「European Drug Report」が今年も発表され、16〜34歳の英国人の4%が過去1年間にコカインを摂取したことがあると判明した。

この調査は、EUに加盟する28ヵ国およびノルウェー、トルコの計30ヵ国を対象に行われ、英国のコカイン4%は30ヵ国中トップで、デンマークが3・9%でこれに続いた。

その他の薬物に関して英国の状況を見てみると、11・5%が大麻を、2・6%がエクスタシー(MDMA)を使用したことがあることもわかったという。大麻、エクスタシー、アンフェタミン系覚せい剤は、英国以外の国においても大きな問題となっている。なかでも、大麻がもっとも用いられる薬物であるとされる。

また今回の調査で、コカインの取引価格はこれまでと同じながらも、純度に関しては過去10年で最も高いレベルとなっていることも明らかになった。

一方、英国では殺人や殺傷、強盗などの暴力犯罪数が増加している。9日夜には、ロンドン北部で刃物を使った殺人事件が発生。ロンドンで今年発生した殺人事件の件数は74となった。英政府は、殺人事件や凶悪犯罪の背景にコカインなどの薬物が関連しているとの見方を示していることも伝えられた。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)