消えるものあれば栄えるものあり…「街角ビジネス」、成功の鍵は?

■ 昨年、英国では1700軒もの店舗が街角から姿を消したという。チェーン展開する大企業の経営不振や閉店のニュースも頻繁に見かける。しかし、すべての業種で街角のビジネスが時代遅れなのかといえば、そうでもないようだ。街角ビジネスで成功している例をみると、その鍵は人と人との触れ合いと、それができる小規模経営にあることがわかる。

写真;© AP Monblat、© Cameraman、© cerydwen、© Jo Turner、© Chris Talbot、© Kat PhillipsSicilian

《店舗数を減らした業種と考えられる理由》
・ファッション店(314店舗減)
 大型激安服飾チェーン店の普及で、使い捨て感覚で服を買う人が増えた。インターネットの普及で店に行く必要もなくなった。
・靴屋(86店舗減)
 インターネット販売が圧倒的に増えた。
・チャリティショップ(69店舗減)
 なにかのついでにふらっと立ち寄る種類の店。人通りや駐車スペースが減ると影響を受ける。
・パブ(66店舗減)
 大手チェーンのパブやスーパーマーケットに価格競争で負ける。英国人の習慣の変化で昼休みにちょっと一杯ということも減った。
・旅行代理店(326店舗減)
 インターネットの普及とLCC(格安航空会社)の急成長。
・銀行(201店舗減)
 顧客の銀行利用方法が大きく代わり、店舗に立ち寄る人は激減。

《店舗数を増やした業種と考えられる理由》
・ビューティ関連ショップ(30店舗増)
 おしゃれな店舗も商品のイメージ作りに大きな役割を果たす為、高い家賃も必要経費。いつの時代もビューティコスメや香水は無敵商品。
・コーヒーショップ(25店舗増)
 小規模経営ならではの質の高いサービス。小規模経営なので事業用固定資産税が免除される。
・アイスクリーム店(27店舗増)
 英国人はアイスクリームを食べるとホリデー気分になるため、街角には必須。事業用固定資産税の免除。
・葬儀屋(12店舗増)
 大手業者よりも細かく面倒を見てくれる街角の個人業者が人気。事業用固定資産税の免除。
・本屋(20店舗増)
 英国人にとって本屋は特別な場所。サイン会や読書会で作者と読者が触れ合う機会を持てる場所でもある。
・ティー・ルーム(30店舗増)
 昔ながらのティー・ルームは、思い出や郷愁に浸りたい人々には必要な場所。どこでも同じ作りの大手コーヒーチェーンに嫌気が差している人も多い。
・床屋(4店舗増)
 男子もおしゃれに気を遣う時代、高い家賃やコストを料金に多少上乗せしても、質の良いサービスが受けられる店が流行。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

JEMCA
Kyo Service
J Moriyama
ジャパンサービス
らいすワインショップ
Atelier Theory
奈美デンタルクリニック
ロンドンおすすめレストラン
面白すぎる英国ジョーク
なるほど英国Q&A
ロンドン近郊トラベルガイド
ロンドン最新トレンド
面白すぎる英国史
面白すぎる英国の偉人
ロンドンでアフタヌーンティー