ドライバーは困惑…MOT検査ルール大幅変更

■ 5月20日より英国では日本の車検にあたるMOT検査のルールが大幅に変更されたが、新ルールの施行直前になってもまだ、多くの人が内容をよく理解できずに不安を抱えているという。「メトロ」紙ほか各紙が報じた。

今回の変更では、車両状態に応じて車を仕分けする5段階の項目が設置されたことと、ディーゼル車に対する規制が厳しくなったことが、特に注目されている。

不具合に応じた仕分け項目には、Dangerous(危険)、Major(大きな問題有り)、Minor(小さな問題有り)、Advisory(少々難有り)、Pass(合格)の5項目が設けられた。このうち、Dangerous(修理が終わるまで運転禁止)かMajor(ただちに修理)の2項目に分類された場合はMOT不合格とされるが、ほかの3項目であればとりあえずは合格になる(Minorはなるべく早く修理、Advisoryは要注意の上で問題があれば修理、Passは問題なし)。しかしながら、Pass以外は不合格と理解しているドライバーもまだまだ多いようだ。

ディーゼル車に対する新たな規制では、DPF(ディーゼルエンジンの排気ガスから有害物質を含む微粒子を除去するフィルター)の作動状況の検査が厳しくなり、少しでも煙が出ていることが判明した場合はDPFを新しく付け直すことが義務付けられる。DPFの付け替え費用については、RAC(英国自動車クラブ)が行ったアンケート調査で半数近くの人が250~500ポンド程度だと思うと答えていたものの、実際には部品だけでも1000ポンド以上の高額な費用がかかる。検査に引っかかったドライバーには思わぬ出費となる。

その他タイヤの空気圧、ブレーキオイルの質、オイル漏れの有無、ワイパーの状態など細かいチェック項目が多数追加されており、人命の安全や環境への影響を考慮してか、MOT検査の基準はこれまで以上に厳しくなった印象だ。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)

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