5月19日にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われた、ハリー王子(33)とメガン・マークルさん(36)の結婚式。すばらしい好天に恵まれ、大観衆の中を軽やかに走る馬車に乗ったふたりは実に幸せそうだった。
しかし、その陰では様々な人間ドラマが繰り広げられていた。マークルさん方の肉親で結婚式に参列したのは母親のドーリアさんのみ。招待されないことをうらみ、マークルさんに対して、腹違いの姉のサマンサさんが壮絶な『口撃』を仕掛けたことはご承知のとおり。複雑な家族構成に起因する確執が、結婚式をはじめとする冠婚葬祭で表面化することは珍しくないが、一度こじれた人間関係の修復がいかに難しいかを感じさせた。その反面、疎遠になっていた人物が招待されることもある。「デイリー・メール」紙が伝えた。
今回、招待された意外な人物とは、ヨーク公夫人セーラさん(58)。ベアトリス王女(29)とユージニー王女(28)の母で、ヨーク公であるアンドリュー王子(58)とは1996年に離婚している。「ダッチェス(公爵夫人)」を名乗ることは許されているが、王室メンバーではない。男性問題や金銭面でスキャンダルが少なくなく、現在の英王室から見ると、鼻つまみ者的な存在といっても過言ではない。
ウィリアム王子とキャサリンさんの結婚式には招待されなかった。
一説によると、ハリー王子はこの叔母が嫌いではないとされ、礼拝堂での式に招待された600人の中でも、祭壇に比較的近い場所に席を与えられた。
ただ、夜にチャールズ皇太子主催で200人のみを招いて行われたパーティーには招待されなかった。
この点に関して、セーラさんが「怒っている」という関係者のコメントと、逆に「もともと招待されると思っていなかったので、とても喜んでいる」とする説の両方が報じられている。どちらも、納得できるが…実際の思いは本人にたずねるしかなさそうだ。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)