【英国も注目!】104歳の科学者 スイスで自死

オーストラリア人科学者デビッド・グドールさん(104)が5月10日、スイスの医療機関にて自ら望んで人生に終止符を打った。BBCなど各メディアが報じた。グドールさんはロンドン生まれの生態学と植物学の科学者。グドールさんは重い病気を患っていた訳ではなかったが、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が低下したため自ら人生を終わらせる決断をした。オーストラリアのヴィクトリア州では病の末期症状にある患者にのみ自殺のほう助が認められているが、グドールさんは対象外とされた。そのためグドールさんは自死を認めているスイスでの最期を選択していた。死の前日の会見でグドールさんは「明日、愛する家族に見守られながら人生を終えられることを幸せに思う」と述べていた。グドールさんは5月10日午後12時半、バーゼル市内の自殺ほう助機関「ライフサークル」でベートーベンの交響曲第9番(歓喜の歌)が流される中、鎮静催眠薬ネンブタールを注入され、静かに息を引き取ったという。自死に必要となる書類が多く、予想以上に時間がかかったことに苛立ったグドールさんの最後の言葉は『This is taking an awfully long time!』(ひどく時間がかかるな!)だったという。 ちなみにグドールさんが最期の晩餐に選んだのは、フィッシュアンドチップスとチーズケーキだったという。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)