食生活で「不妊」を改善!サーモンやダークチョコレートに秘められた効果

■ 食生活を変えることが妊娠に繋がる―。米ハーバード大学が新しく発表した研究結果で、「大豆食品は精子量を減らす」「ダークチョコレートは精子の質を向上させる」など驚くべき新事実が明らかになった。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。

不妊に悩む人々にとって、妊娠に欠かせない健康な精子、卵子、卵管、子宮をつくる、もしくは整えることは切実な課題。「食が体を作る」と言われて久しいが、まさにその「食」を見直し、食事法から不妊対策を講じる『妊娠しやすい食生活』が注目を集めている。

ハーバード大学が米国の『産科婦人科学会ジャーナル』に発表した論文で、「女性が食べた物と妊娠の成功には因果関係があり得る。また男性の精子量を増加させる食品も存在する」とし、その具体的な食品を次のように挙げた。

●不妊に効果的な食品
1.サーモン…必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸を多く含み、生殖器への血流を良くする。女性のホルモンバランスが調節され、排卵が促進される。オメガ3脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)は男性の健康な精子作りにも効果的。
2.ほうれん草…妊娠期に欠かせない栄養素「葉酸」を多く含み、排卵を促すビタミンBが豊富。神経管閉鎖障害を防ぐ鉄分やカルシウムなどの栄養素も高い。
3.全粒穀物…玄米、オートミール、大麦などには健康な妊娠に欠かせないビタミンB12や葉酸が豊富。全粒穀物に含まれる食物繊維は、女性ホルモンであるエストロゲンの過剰分泌を抑制し、血糖値を整える。ビタミンB12の欠乏と不妊症の相関性は他の研究でも明らかになっている。
4.豆類…葉酸、食物繊維、タンパク質、鉄分が豊富。豆類に代表される植物性タンパク質を摂取した女性には不妊症があまり見られなかった一方で、動物性タンパク質を多く摂取した女性の39%に不妊症が認められた研究結果も報告されている。
5.ダークチョコレート…チョコレートの甘味に、精子の数や運動量を増加させるアミノ酸のひとつ、アルギニンが含まれており、精子の質の向上に効果的。

●不妊に逆効果な食品
1.大豆食品…女性には、妊娠に欠かせない女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促す一方、男性にとっては精子量を減少させる可能性がある。
2.揚げ物…生殖器への血流を減少させ、動脈硬化を引き起こす可能性がある。揚げ物に含まれるトランス脂肪酸を多く摂取した女性は、不妊の可能性が高いとされる。
3.炭酸飲料…一日一杯の炭酸飲料を飲むと、妊娠するチャンスが20%減少する可能性があるという。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)